パスタと水の「美味しい関係」

海外ライフハック情報 -part25-

「海外でパスタを調理してみたけど、なんだか美味しくない。」

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「パスタの茹で上がりが上手くいかない。」こんな経験はありませんか。今回は、パスタと水の関係に注目してみます。

(今回のテーマは、海外生活だけではなく日本でも言えることなので、参考にしてみてください。)

 

パスタは水によって茹で上がりが変わる

パスタは、水の成分によって茹で上がりが変わるのはご存知でしょうか。パッケージの表示時間どおりに茹でたけれど食感がなんだか違う、あるいは、せっかく日本から持ってきたパスタをいつも通り茹でたのに上手くいかなかった、あるいは、せっかく輸入のいいパスタを買ったのにあんまり美味しくなかった…というのは、もしかするとその水が原因かもしれません。
 

パスタと水の「美味しい関係」

パスタは硬水で茹でたほうがコシが出て美味しくなる、と言われています。硬水に含まれるミネラル成分(カルシウム)が、パスタのでんぷんと結合してコシが出るためです。パスタを茹でる時に塩を入れるのはこのためで、パスタをくっつきにくくするためではなかったんですね…。
パスタ発祥の地であるヨーロッパ地域は硬水のエリアが多く、水にカルシウムが多く含まれています。その土地の水にあった料理が、郷土の味として発展し親しまれているのも納得ですね。
輸入パスタを手に入れたら、まずはどこのパスタかチェックして水を変えてみてください。パスタの場合は、基本的に硬水で茹でるか、軟水エリアで調理する場合は水にカルシウム濃度の高い塩を加えることをオススメします。(日本のパスタは茹でやすいように切れ目が入っていたりしますが、海外のパスタにはそれがありません。それぞれの国によって使われる水が違うので、パスタ麺の改良も国によって違うのかもしれません。世界中で食されるパスタならではの違いですね。)
 
また、各国の料理を美味しく作りたいというときも、水をその土地のものに近いものを使うとよいです。
 

パスタの茹で方 "テクニック"

パスタを茹でるときのポイントをいくつかご紹介します。
  • コシを出す:カルシウム含有率が高い塩(岩塩など)を水に加え
  • 粉っぽさを無くす:火力を強くして茹でる
  • くっつかないようにする:パスタを入れたら2分間かき混ぜる
  • ワンランク上の仕上がりに:ソースに茹で汁をカップ加える
それぞれ理由があるのですが、こちらの本にも一部説明が分かりやすく書かれていました。興味のある方はどうぞ。
 
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今回は、時短ワザやマジックのようなスゴ技ではないので、ひと手間かかりますがパスタの仕上がりが変わります。もしも、「パスタの仕上がりがあんまり上手くいかない。」と思っていたら、ぜひやってみてください。