【コレで解決】海外で料理酒・みりん…『日本の調味料の代用品』を探す!
海外ライフハック情報 -part4-
「海外で日本の調味料が手に入らない…代用品はあるの?」
短期の海外旅行では、なくても困らないのですが、長く海外生活をする上では慣れ親しんだ味が恋しくなることもあります。
麺つゆのレシピや、ご飯の炊き方を公開したところ、「そもそも日本の調味料が手に入らないから出来ない。」というご指摘をいただきました。
ブラジルには日本食材店もあり、比較的日本の調味料も手に入りやすいのですが、日本の調味料が全く手に入らない国や地域にお住いの方にも役立つ『日本の調味料の代用品』をご紹介します。
今回ご紹介するのは、以下の調味料の代用品です。
海外で手に入りにくい調味料
- みりん
- 酒(料理酒)
- ポン酢
- ほんだし
- 麺つゆ
この調味料の味を再現する代用品をご紹介します。
酒(料理酒)
料理酒の役割は、食材の臭みを消す、素材を柔らかくする、素材にコクを与えるといった役割があります。
材料(大さじ1)
- みりん(大さじ1)
または
- 白ワイン(大さじ1)
みりんが手に入れば、みりんでも代用できます。料理酒の代わりにみりんを使用する場合は、糖分が多めに入ってしまうので砂糖の分量から《小さじ1マイナス》するとちょうどよくなります。
みりんも手に入らないという場合には、白ワインを使用してください。和食ではあまり馴染みがありませんが、フランス料理やイタリア料理など海外の料理では頻繁に使われるのが白ワインです。酸味、渋みが強くないさっぱりとした自然の甘さがあるタイプがオススメです。
みりん
みりんは、料理酒のように素材にコクを与える役割もありますが、照りをつけるために最後に使用されるのが一般的です。料理酒に比べ、甘さがあるのが特長です。
材料(大さじ1)
または
- 料理酒(大さじ1)
- 砂糖(小さじ1)
- 白ワイン(大さじ1)
- 砂糖(小さじ1/2〜1)
料理酒が手に入らない場合は白ワインで代用できますが、白ワインにはぶどうの糖質が含まれているので使用する白ワインによって砂糖の量を調節してください。料理酒よりは砂糖を少なめにするイメージです。料理をする際に砂糖を加え、少し煮詰めるとよいです。
ポン酢
日本では定番のポン酢!柑橘系でさっぱりといただける日本の調味料のひとつです。お鍋、焼き魚など用途はいろいろです。
材料(1カップ)
- 醤油(30cc)
- 柑橘系の果汁(30cc)
- みりん(10cc)
- 酢(10cc)
- ほんだし(適量お好みで)
10日程度置いて熟成させると美味しくなります。柑橘類は比較的手に入りやすいので作ってみてください。
ほんだし
料理のとき便利なのが顆粒ほんだし。無添加のものもありますし、わざわざ出汁を取らなくてよいので重宝しますが、海外ではなかなか手に入らないものの一つです。
材料(2リットル)
- かつおパック(25g)
- 昆布(15g)
- 水(2リットル)
出汁を取るときは、
① 軽く昆布の表面の汚れを取り、お鍋に水と昆布を入れます。
② 弱火で10分ほど煮出します。沸騰し出したら弱火にし、アクを取ります。
③ 昆布を取り出し、再度沸騰させて、アクを取ります。
④ 差水(150cc:分量外)をします。
⑤ かつおパックを加え、30秒ほど弱火で煮立てて再びアクを取ります。
⑥ 火を止めて1〜2分おきます。
⑦ ザルなどを使って、ゆっくりと静かにこして完成!
これで美味しい出汁ができます。手作りの出汁は、2〜3日で使い切るか、使いきれない場合は製氷機などで冷凍してください。
ただし、ヨーロッパへはかつお節を持って入れないそうです。そういう場合は、やはりほんだしを持っていくことをオススメします。
麺つゆ
追記:記事をアップしました。
材料(2人分)
- 水(450cc)
- 醤油(25cc)
- 酒(15g)
- みりん(15g)
- 顆粒ほんだし(10g)
- 砂糖(10g)※お好みで減らしてもOKです。
《番外編》醤油
醤油は、アジアをはじめ世界100ヶ国以上で手に入れることができるようになった調味料だそうです。
アメリカでは「ココナッツアミノ」と呼ばれる調味料が醤油や照り焼きソースの代用品として人気だそうです。この調味料は、塩分控えめなことでも注目されているようですが、結構甘めとのこと。ココナッツ由来なので独特の甘い香りも少しありそうですね。やはり日本の醤油と同じとはいかないようです。使用したことがないので詳しくはわかりません。
日本のお醤油の代用品、何かいいものあるんでしょうか…いいものが見つかったらまた更新します〜!
過去記事はコチラ↓
海外で『美味しいごはん』を炊く!自炊レシピ - 海外生活♡ライフハックブログ
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海外ライフハック情報 -part1-
「海外でも、美味しいごはんが食べたい!」
今回は、海外で美味しいお米を炊く方法(炊飯器編)です。
ブラジルは日系人の方も多く、ウルグアイ産のジャポニカ米が手に入ります。しかし、普通に炊いても、日本産のお米に比べて水分量が少なく、パサついてしまいました…
そこで、海外で美味しいお米の炊き方を検証してみました。
海外で、美味しくごはんを炊くためには、
- 日本のお米よりもしっかりと研ぐ
- 氷と、少し多めの水を入れる
- お米にしっかりと浸水させる
- ふっくら炊けるようにお酒・お酢を加える
この4つがポイントです。
日本のお米よりもしっかりと研ぐ
まず最初に、お米の研ぎ方です。
日本のお米は精米技術も高く、研ぎすぎないほうがよいと言われていますが、海外のお米はぬかの臭いが残り、時間が経てばたつほど風味を落とす原因となります。
海外では、少ししっかり目に(お米を傷めない程度に)研ぐ方が炊き上がりが美味しくなります。お米の表面のぬかを落とすように3回〜4回研ぎ、水のにごりが少なくなってきたら余分な汚れを流すように水を取り替えます。
氷と、少し多めの水を入れる
次にポイントになるのが、水の量と温度です。
お米を炊くときに水と一緒に、氷を入れておくと甘みが増します。氷を入れる場合は1合につき1個程度、先に氷を入れてそのあとメモリまで水を加えてください。
水は、2合の場合は2.5合のメモリまで、3合の場合は3.5合のメモリまで入れます。お米自体に水分が少ないのでしっかりと浸水させるため少し多めに水を入れます。
お米の水の量は、炊飯器や電圧などによっても多少炊きあがりが違うと思うので、お好みで調整してみてください♪
お米を炊くときは、ミネラルウォーターを使うほうが良いようです。特に、硬水でお米を炊くと硬くなってしまうようなので、ミネラルウォーターを用意しましょう。
お米にしっかりと浸水させる
いよいよ炊飯!…と行きたいところですが、美味しく炊くためには浸水が重要です。
多めに加えた水をお米に浸透させずに炊いてしまうとお米の表面だけべちゃっとして、お米自体はふっくらしないまま炊き上がりになってしまいます。
通常、日本のお米であれば、すぐに炊いても美味しいですし、浸水させる場合も30分くらいあれば十分ですが、海外のお米は4〜5時間程度置いたほうがふっくらとしました。
浸水させるときは、できればその場に放置したりせずに、水を入れたまま冷蔵庫にいれて冷やしながら浸水させてください。傷んでしまうのを防ぐためでもありますが、冷やすことによってアミノ酸量が増して美味しくなると言われています。
ふっくら炊けるようにお酒・お酢を加える
ようやく炊飯です。炊飯の際に、お酒・お酢をティースプーンに1合につき1杯くらいずつ入れて炊いています。
お酒 :お米をふっくらさせる
お酢 :ぬかの臭いを抑える、傷みにくくする
他にも、みりん、蜂蜜、塩、にがりなどよさそうなものもありますが、今のところこの組み合わせがベストかなと思っています。(みりんやはちみつは、炊き終わった後ベタついてしまうので、あまりオススメしません。)
少し手間はかかりますが、海外でも美味しいごはんを食べられるので、ぜひやってみてください!
*ごはんのおいしい炊き方はこちらを参考にさせていただきました。
*参考リンク
世界の電圧・プラグ形状一覧表(変圧器・変換プラグをご購入の前に) - ビックカメラ.com